悩みに悩んだセッティング~打楽器の数、初めてフルオケでのステージセット、客席は広く大きくないが床の素材の関係で響きが抑えられている状況。ステージ奥の反響板に近づけば近づくほど響きがこもる。ステージ上ではほどよく響いているが、客席でどうなっているか奏者は感覚がつかめない~最初のホール練習から当日本番直前まで悩んだ。もしかすると!雛壇2段目は上手側からTimp、太鼓系、Cym系と並べ、鍵盤はCl背中、Hrも雛壇上がらずClの後ろステージ中側斜めで横の反響板を利用、Tp、Trb が雛壇1段、Pfが下手側だったらTubはもう少し前で少々生音、そして木管群は1部は椅子1個分前が最もよく聞こえるのでは!~今回は迷ったというより、ステージ練習が効果的にできなく慣れることができなかったことが大変だった。ただ、木管はギリギリ本番前に「椅子一個前に」と変更したので上手くいった。このステージでもったいないのは、反響板とホールの間に緞帳のスペース約100cmくらい隙間が生じている。このことによってステージで放たれた音はホール客席直前で音が抜けているといことだ。この作りは多くのホールでもある。なぜこういう設計にしたのだろうかは問題でなく、ホール客席の大きさ余韻、ステージ床の素材、反響板の素材、バンドのスキルや打楽器の数など総合的に判断するスキルが必要である。
今までステージ・ホールの環境と管楽器の配置については自信を持ってアドバイスをする立場であった。これは誰よりも早く学んで実践してきた。普門館や各支部コンクールを観て聴いたなぜこの楽器の配置になるのかをそうとう研究をした。この楽器とこの楽器は近づけるとこうなる~ということはプレコンクールをはじめスクールバンドの指導で顕著にアドバイスしてきた。特にCl.を真ん中に配置することと下手側に配置することについては教則本が出る前から言ってきた。
今回の本番の演奏は一人一人の音がよく混ざりった。今までの中でもっともブレンドした。最後のは一人一人の想いであったに違いない。メンバー一人一人があれだけ一生懸命に練習して頑張ってきたのを無駄にしなくてホットしている。また、まだまだいけると実感した一時であった。
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