押した音

つっぱた音、喉があいてない音~いろいろ言い方はありますが、「押したような音」です。大ホールや野外、本番や緊張、力み、環境が変わったりすると音が響きません。とにかく息を出すだけ、鳴らせようと遠くへ出そうという吹き方~わかりますか?こういう音は響かないでんすね。ホールでも外でも隅々まで響き渡らないんです。

「気持ちを遠くへ」はある意味使い方が違うと、響かない音になるんです。そんなことよりホールで吹いている時に自分やパート、全体の音がホール全体に響いているかどうかよく聞いて、響いていなかったらもっと自分の手元で楽器が響くようにするのです。喉を開けるとかとよく言いますが、喉を開けることと、ブレスを上の歯茎や喉の奥にしっかり当てて、吹きながら鼻か息をたくさん入ってくるように解放すること、そしてお腹や肺に力をいれ過ぎて「力む」とブレスが止まります。なので肋骨を広げるように息を出し続けます。お腹を凹ましたりすると息が入りませんし、息が細くなってきます。

ロウソクを勢いよく消すブレスやだらっとする息でなく、肺から上がった息をしっかり上の歯茎や喉奥にあてると息の量がコントロールされます。息の量が少なくなるのがわかると思いますが、その息の流れと量こそ楽器を響かせるに最適なブレスなのです。そして息をいれるのでなく、息を使って唇やリード、頭部管をきれいに響かすのです。喉奥や上の歯茎にあてて出来た息はきれいに唇やリードを響かせてくれます。息だけでスケール(2オクターブ、半音階、調をたくさん)をやると良いです。是非、Tryしてください。

でもかなり汗かきますよ!

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